お楽しみ保育

今年の夏、年長さんが楽しみにしていたお泊り保育は感染症予防のため、中止となっていました。

しかし、何かみんなで思い出になる行事を幼稚園の中でできないかと、その頃から先生たちは相談し企画を練って、今年だけの【お楽しみ会】を行うことに！

子どもたちはお話を聞いた時からドキドキわくわく、待ちきれない様子でした。

 

迎えた当日。

朝から、どんなことが楽しみか口々に話す子どもたち。

メインのお楽しみは【移動動物園】【陶芸教室】【探検ごっこ】の全部で３つ。

３クラスでローテーションをして行いました。

 

動物園ではハムスターやモルモットを撫でたり、ウサギやヤギにえさをあげたりすることができるそうで、子どもたちは動物とのふれあいにドキドキしながらも、

「ふわふわしてる」

「あったかい」

「かわいい」

と優しそうな表情を浮かべていました。

 

　

 

そして楽しみだったポニー乗馬。

一人ずつポニーの背中に乗り、少しだけお散歩をさせてもらった子どもたちは、いつもより高いところから見える景色を楽しんでいました。

少しの時間で随分と動物たちとも仲良くなれましたね♪

 

 

陶芸教室では、自分だけの記念のお皿を作りました。

丸い粘土を優しく伸ばし、型に載せて形を整えた後、ハンコを使って好きな模様を付けます。

模様付けにはこだわりながらじっくりと行っている子がたくさん！

みんながするのはそこまでで、あとはお教室の先生が持って帰り、かまどで焼いて色を付けてくれます。

何度で焼くのか、どうやって色が付くのか、お話を聞いて興味津々な子どもたちでした。

出来上がりが楽しみですね♪

 

 

探検ごっこは、幼稚園のお部屋を回るスタンプラリーです。

6、7人のグループに分かれて協力しながらゲームやクイズをクリアしていきます。

どのコーナーでも大盛り上がりで、無事クリアしてスタンプを貰うと、

「次はどこだ！？」

と意気込んでいました。

全てのスタンプを集めると、園長先生と副園長先生からメダルのご褒美が！

「やったー！」

と大喜びでした♪

 

 

お昼ご飯はみんなでカレーをいただきました！

「いいにおい！」

「おいしそう~」

と嬉しそうな笑顔でモリモリと食べる子どもたち。

中には「○○苦手だけど、ちょっと食べたよ」

と挑戦できた子もいて、友だち同士で同じものを食べることで、頑張ってみようという気持ちが芽生えたようです。

 

そして最後のお楽しみは、今までお世話になった先生からの劇とハンドベルのプレゼント！

劇の「ともだちほしいな、おおかみくん」では出てくる動物たちの動きやセリフに、

「おもしろーい！！」と大笑い！

その後のハンドベルでは、「あわてんぼうのサンタクロース」のを演奏してもらい、

「きれいな音…」

とうっとり。

「どっちも、もう一回見たいなぁ」と言う子もいました。

 

 

全てのお楽しみが終了すると

「楽しかった！」

「お楽しみ５つ目はないのー？」

と大満足の笑顔を見せてくれました。

 

今年は、新型コロナウィルスの影響で色んな行事の形が変わってしまいました。

しかしその中でも、年長さんとしてたくさん盛り上げてきてくれた子どもたち。

お泊り保育というお家の人から離れ、自分たちの力で助け合って活動していく機会はなくなってしまいましたが、このお楽しみ会で少しでも楽しい思い出が作れたならば幸いです。

 

来年もまた元気に登園してきてくれることを職員一同楽しみにしています。

どうぞ良いお年をお迎えください。