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2025.05.20

高2IP 情報科学ゼミ 活動報告

いつも目黒日大のブログをご覧いただきありがとうございます。

今日は、高2IPの活動の様子をご報告します。

 

IPは本校独自に行われている探究の授業です。

高校2年生では、コース、クラスをまたいで7つの探究分野(ゼミ)に分かれて活動を行っています。

7つのゼミのうち、本日ご紹介するのは「情報科学ゼミ」。

情報科学ゼミは今年度新設したゼミです。

プログラミングやアプリの開発、人工知能などに興味のある理系選択の生徒が多く所属していますが、中には「(自分が文系選択なので)データサイエンスを社会科学、人文科学などの文系分野、心理学の分野にも活用できないか」というアイデアをもった生徒もおり、ここからの発展が楽しみなゼミです!!

 

とはいえ、情報科学やデータサイエンスはどのようなことに活用されているのか。

プログラムを組むうえではどのようなことを考えなくてはいけないのかなど、高校生だけでは分からないこともたくさんあります。

そこで、5月17日(土)の放課後に日本大学文理学部情報科学科の先生を訪ね、情報科学やデータサイエンスとはどういった学問か、講義を行っていただきました。

 

ご担当いただいたのは尾崎 知伸教授、尾上 洋介教授の2名。

尾崎教授からは、情報科学やデータサイエンスとはどういう学問分野なのかという全体像をお話いただきました。

また、SNSの注目ハッシュタグを例に、「注目度」という数値で表せないものをいかにデータとして処理をしているか、プログラミングを組む際にどのような要素を考慮する必要があるかなどを具体的にご紹介いただきました。

尾上教授からは情報可視化という観点からのお話をしていただきました。

情報の整理というとグラフや表が真っ先に思いつきますが、伝えたい情報の種類によってさまざまな伝え方があることを学ぶことができました。

生徒たちでも簡単にアクセスできるWebサイトを動かしながら説明していただき、非常に興味深い内容でした。

 

今回の講義を通して、生徒たちは改めて情報科学の奥深さに触れることができたと思います。

実施後、生徒の振り返りコメントにも

「思った以上に自分たちの生活に活用されている学問なのだと感じた。」

「プログラミングは難しそうだと思っていたが、講義の中で『高校の数学や情報で習う』という話があり、身近に感じた。」

「具体的な事例を聞くことで、今後探究してくテーマを考えやすくなった。」

など、前向きな言葉が多くありました。

 

生徒たちはこれから4名程度のグループに分かれ、自分たちのテーマを設定し、そのテーマについて1年間かけて探究していきます。

前例のない新設のゼミ。

情報科学ゼミ一期生である生徒たちがどのような発表をしてくれるか、今から楽しみです!

(高2IP 情報科学ゼミ担当 田胡)