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2025.12.04
【演劇部】東京芸術劇場 特別賞受賞!~夏から冬、激走再び~
※少し長めの投稿です

Photographed by Hideki Okura
こんにちは。演劇部です。
久しぶりの投稿となりますが、
演劇部は変わらず元気に活動しています。
この夏から秋にかけて、私たちは多くの舞台に立ち、
仲間と作品づくりに全力を注いできました。
■ 中学部と高等部、総勢70名を超える力を結集して
中学部の存在が大きな支えとなりました。
中学部は8月の私学大会で東京私立中学高等学校協会賞(トップ2)に入賞。
その際、裏方として多くの場面で高等部が中学部を支えました。
そして夏以降は、その“恩返し”。
高等部の大会シーズン、中学部が裏方として全力でサポートしてくれ、
部員70名以上の総力戦で新作を創り上げました。
■ 夏合宿で新作完成へ!
8月初旬の校内合宿では、
脚本づくりから稽古、舞台美術、フライヤー制作まで、
泊まり込みで作品と向き合う時間をたっぷりと確保。



そして新作
『サイドストーリー~ウォッキュー!2~』が完成しました。
5年ぶりに「走る」をテーマとした群像劇です!
※作品の紹介・詳細はまた別に投稿します!

部員たちが作成したフライヤー
■ 夏から秋へ──挑戦の軌跡
初演は日本大学藝術学部共催
「日本大学付属高等学校演劇研究発表会」にて、
79分の公演(60分目指しました・・・ごめんなさい)。

大会後の記念撮影中
猛省の調整が続き、
9月には日本工学院専門学校にて開催されました山手城南地区大会に出場。
今年度は優勝させていただきました。

日本工学院専門学校の先生方と舞台・音響・照明各セクションに分かれての打合せ


稽古はより真剣に
続く11月には目黒区文化祭での公演。
毎年恒例のめぐろパーシモンホールでの貴重な上演の機会では、
多くの地域の方々に作品を届けられました。

本校の音響はパソコンデータからの再生を基本としています

リハーサルにて立ち位置と動線の確認
そして迎えた大舞台──
「第48回東京都高等学校文化祭 演劇部門 中央大会」
会場は東京芸術劇場 シアターウエストです。
都内代表12校としての上演となり、結果として「優秀賞」を受賞。
さらに、なんと言っても、舞台部・照明部・音響部の、
「舞台の裏側まで真剣に見てくださるプロの方々」が選ぶ特別賞、
「東京芸術劇場スタッフ賞」を受賞することができました。


この賞は、作品だけでなく、
打合せ、リハーサル、本番の舞台裏の動き、
劇団全体の姿勢が評価されて贈られるものです。

照明のプランニング、キューシート作成、オペレートもすべて部員が

Photographed by Hideki Okura

Photographed by Hideki Okura

楽屋にて
多くのプロ演劇を目の当たりにし、
日々現場で取り組まれているスタッフの皆様から
「目黒日大一択」と言っていただけたことは、
部員・顧問にとって何よりの励みであり誇りです。
■ “賞よりSHOW”~演劇大会のあいうえ、お~
演劇という芸術活動において大会結果だけが価値ではないと考えています。
評価や順位も一つの目安ではありますが、
すべての作品が正解であり、
「最優秀」の審査基準は各人が持っています。
だから大会の結果通しては「運」と「縁」に左右されるものでもあります。
「案」と「因」があり作品が完成し、「運と縁」で大会に決着がつきます。
だからこそ、めぐにち演劇部は
「恩」
を大事にしていきたいと、考えています。
「1人でも観客がいらっしゃれば、その1人の為に全力で上演する。」
「何のための演劇か。常に己に問い続けよ。」
というモットーのもと、
「賞よりSHOW」を合言葉に観客の皆さんの心に残る作品を創っています。
そして、実際、
部員たちは、その言葉を大切に、素敵な作品の数々を完成させていってくれています。
その健気な姿に、顧問としては感謝と、
そして誇らしい気持ちでいっぱいです。
■ 次のステージへ
今後は
・山手城南地区 冬の短編演劇祭 「クリスマス公演」
・年末の私学大会
・そして年明けの、本校「芸術祭」での上演
(東京芸術劇場スタッフ賞受賞作、上演します!!)
と続いていきます。
これまで以上に心に響く作品を目指し、
部員・顧問ともども、次の舞台へ向けて再び走り出します。
今後ともめぐにち演劇部を、
どうぞよろしくお願いいたします。

めぐにち演劇部 顧問代表
今井 友也

